美術館と鳥と植物園(備忘録?忘備録?として)
11月8日、とっても天気の良い定休日。出光美術館所蔵の「桃山・江戸の美」展を島根県立美術館(松江市)に見に行った。出光興産㈱にお勤めのAさんのご招待で家族で出かけた。長男がいないので、地元地方紙でこの美術展を知って見たがっていた母も連れてのステージア5人乗り満席で向かった。
個人的には、喜多川相説、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一あたりかなり時間を割いて眺めていた。あまりに私の歩が遅いので、妻も母も長女も次男もとっと先に出てしまった。
我に帰れば、私もお腹ぺこぺこ、腰が痛くなってた。 (^^ゞ
この日は、おりしも私の誕生日。
美術館の駐車場に着くと、長女が「今日は暑苦しいかも…」とネックウォーマーをプレゼントしてくれた。美術館の売店では、次男が「血行がよくなる勾玉つきストラップ」を買ってくれた。この日は母がプレゼントしてくれたパンツ(ズボン)をはいていた。
子供たちも、母もさすがに二時間強の美術品観覧は疲れた様だが、好天が気分をリフレッシュしてくる。駐車場まで歩くだけで、次の目的地に向かう気分が高揚してくる。
次の目的地は松江フォーゲルパークだ。
花と鳥の楽園・・フォーゲルパーク。
初めに迎えてくれたのは、フクロウたち。まるで置き物のようにじっとしているのだが、目を眠そうに閉じたり、じっと見つめると首を18度180度回転して、生きている事が確認できる。意外と表情があって面白い。長女いわく「今度来たら、中に入らなくてもここだけでいいよ。ここならタダだし」だそうだ。一理あるかも。
夢中で見たフクロウ、ミミズクだったが、園内にはいると咲き誇る花の下で食事のできるバイキング形式のレストランをみると、空腹がよみがえる。「少し行くと、蕎麦屋さんがあるから」と妻。「早くイコ!」
動く歩道は登り坂に設けられ、ゆっくりだが疲れる事は無い。初めにホオジロカンムリヅルに出会う。けったいな顔だ。続いて、目が釘付けになったのがヒクイドリ。なんだ、あの角質化したトサカは!まるでコリトサウルスみたいに見える。・・・と、楽しんだが、長い登り坂はそれくらいしか見るもの無く、腹が余計減ってくる・・・。
蕎麦屋はまだだ・・・。続いてはジャングルに棲む鳥たち。鮮やかな色だ。しかし、こういう鳥たちは、結構映像で見ているので、思ったほど感動は無い。しかし、アフリカレンカク、こいつは見た甲斐があった。アンバランスにでかい足で浮草の上を歩く様は不思議だった。
この餌をやっている朱色の鳥はトキの仲間だそうだ。なにやら常にぶつぶつ言っていた。この次のゾーンでは、飛んでくるジャングルの鳥に直に餌をやることができた。次男と長女に餌を持たせ、やらせてみた。半袖の次男は痛かったそうな。(わたしゃ、俺のえさはまだかい?の気持ちで見ていた)
ようやく、そば亭 『不昧庵』。目の前のは池がありペリカン、カモ、アヒル、ハクチョウ、コクチョウが餌を求めている。「君らより、俺のえさが先じゃい!」
手打ちの出雲そばが食べられる。ツユや、おかずのきんぴらの味付けが濃すぎたが、蕎麦は旨い方だと思う。コシがあって良い感じ。個人的にはもう少し色白が好きだが、こういう濃いめの色の蕎麦の中では美味しく感じた方だと思う。
ぐるっと回り、初めのバイキング形式のレストランにもどりコーヒータイム。一休みして、フクロウのグッズ好きな母にピンバッチを買って、プチ孝行もどき。
来る時同様、申し分のない好天の中帰路に着いた。
松江までは、高速道路優先で走ったので2時間くらいでついたが、帰りは節約して無料区間以外は下道を走る事にした。
したがって、時間がかかる。 腹も空いてくる・・・。
「晩飯はどうする?」
「何食べる?」
「そうだななぁ~、トマト入りの寄せ鍋なんかいいじゃない!うん、そうしよう!」
もう、薄暗くなった国道9号線を東へ走る。爆音と共に2台の2ケツのバイクがセンターラインをはみ出して抜いていく。「”おくりびと”みたいになっちゃうぞ」(おくりびとのワンシーンで、暴走行為をしたであろう男の彼女が死んでしまい、その葬儀のシーンがあった)と聞こえるわけもないけど、言ってみる。
「さっきのバイク、今通り過ぎたコンビニにいたよ」と長女。
「田舎もんが(自分らのことはさておき)、コンビニめぐりでデートか?さえんのぉ」
と、、、まただよ、さっきの2台のうちの1台がまた、センターラインを大きくオーバーして抜いていった。
数分後の事である。
薄暗い中、ヘッドライトに照らされる事故現場。
あきらかにさっきのカップルが事故ってた。彼女はしゃがみこみ彼の様子を涙ながらに伺っている。その彼は・・・
「ありゃ、出ちゃいけないものが出ちゃってるよ、頭から」
「なんだか、ヘルメットの中からドロッと赤いものが流れてた」助手席の長女は私より鮮明に見てしまったようだ。
「トマト、今日は食べられない」
「・・・、うん。やめよ」
おくりびととは反対だが、えらいことになっていた。
*その後の新聞には、死亡欄に若者の年齢は無かったようなので命はとりとめたのだろう。
個人的には、喜多川相説、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一あたりかなり時間を割いて眺めていた。あまりに私の歩が遅いので、妻も母も長女も次男もとっと先に出てしまった。
我に帰れば、私もお腹ぺこぺこ、腰が痛くなってた。 (^^ゞ
この日は、おりしも私の誕生日。
美術館の駐車場に着くと、長女が「今日は暑苦しいかも…」とネックウォーマーをプレゼントしてくれた。美術館の売店では、次男が「血行がよくなる勾玉つきストラップ」を買ってくれた。この日は母がプレゼントしてくれたパンツ(ズボン)をはいていた。
子供たちも、母もさすがに二時間強の美術品観覧は疲れた様だが、好天が気分をリフレッシュしてくる。駐車場まで歩くだけで、次の目的地に向かう気分が高揚してくる。
次の目的地は松江フォーゲルパークだ。
花と鳥の楽園・・フォーゲルパーク。
初めに迎えてくれたのは、フクロウたち。まるで置き物のようにじっとしているのだが、目を眠そうに閉じたり、じっと見つめると首を
夢中で見たフクロウ、ミミズクだったが、園内にはいると咲き誇る花の下で食事のできるバイキング形式のレストランをみると、空腹がよみがえる。「少し行くと、蕎麦屋さんがあるから」と妻。「早くイコ!」
動く歩道は登り坂に設けられ、ゆっくりだが疲れる事は無い。初めにホオジロカンムリヅルに出会う。けったいな顔だ。続いて、目が釘付けになったのがヒクイドリ。なんだ、あの角質化したトサカは!まるでコリトサウルスみたいに見える。・・・と、楽しんだが、長い登り坂はそれくらいしか見るもの無く、腹が余計減ってくる・・・。
蕎麦屋はまだだ・・・。続いてはジャングルに棲む鳥たち。鮮やかな色だ。しかし、こういう鳥たちは、結構映像で見ているので、思ったほど感動は無い。しかし、アフリカレンカク、こいつは見た甲斐があった。アンバランスにでかい足で浮草の上を歩く様は不思議だった。
この餌をやっている朱色の鳥はトキの仲間だそうだ。なにやら常にぶつぶつ言っていた。この次のゾーンでは、飛んでくるジャングルの鳥に直に餌をやることができた。次男と長女に餌を持たせ、やらせてみた。半袖の次男は痛かったそうな。(わたしゃ、俺のえさはまだかい?の気持ちで見ていた)
ようやく、そば亭 『不昧庵』。目の前のは池がありペリカン、カモ、アヒル、ハクチョウ、コクチョウが餌を求めている。「君らより、俺のえさが先じゃい!」
手打ちの出雲そばが食べられる。ツユや、おかずのきんぴらの味付けが濃すぎたが、蕎麦は旨い方だと思う。コシがあって良い感じ。個人的にはもう少し色白が好きだが、こういう濃いめの色の蕎麦の中では美味しく感じた方だと思う。
ぐるっと回り、初めのバイキング形式のレストランにもどりコーヒータイム。一休みして、フクロウのグッズ好きな母にピンバッチを買って、プチ孝行もどき。
来る時同様、申し分のない好天の中帰路に着いた。
松江までは、高速道路優先で走ったので2時間くらいでついたが、帰りは節約して無料区間以外は下道を走る事にした。
したがって、時間がかかる。 腹も空いてくる・・・。
「晩飯はどうする?」
「何食べる?」
「そうだななぁ~、トマト入りの寄せ鍋なんかいいじゃない!うん、そうしよう!」
もう、薄暗くなった国道9号線を東へ走る。爆音と共に2台の2ケツのバイクがセンターラインをはみ出して抜いていく。「”おくりびと”みたいになっちゃうぞ」(おくりびとのワンシーンで、暴走行為をしたであろう男の彼女が死んでしまい、その葬儀のシーンがあった)と聞こえるわけもないけど、言ってみる。
「さっきのバイク、今通り過ぎたコンビニにいたよ」と長女。
「田舎もんが(自分らのことはさておき)、コンビニめぐりでデートか?さえんのぉ」
と、、、まただよ、さっきの2台のうちの1台がまた、センターラインを大きくオーバーして抜いていった。
数分後の事である。
薄暗い中、ヘッドライトに照らされる事故現場。
あきらかにさっきのカップルが事故ってた。彼女はしゃがみこみ彼の様子を涙ながらに伺っている。その彼は・・・
「ありゃ、出ちゃいけないものが出ちゃってるよ、頭から」
「なんだか、ヘルメットの中からドロッと赤いものが流れてた」助手席の長女は私より鮮明に見てしまったようだ。
「トマト、今日は食べられない」
「・・・、うん。やめよ」
おくりびととは反対だが、えらいことになっていた。
*その後の新聞には、死亡欄に若者の年齢は無かったようなので命はとりとめたのだろう。
by kanzakerakuen
| 2009-11-11 13:20
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