好物
4月21日は若桜町の太田酒造場さんで試飲会がある。4月14日「純米魂2013」の一週間後である。
若桜町ではすき焼きと言えば「鶏のもつ」が使われるそうな。初めて、太田酒造さんで聞いたとき(10年近く昔の事だ)は、驚いたし、その頃は別に嫌いではなかったが、好きと言うほどの事もなかった。
玉ひも(鶏たまともいうのかな?)を煮付けたもの。
今は、好物になった。
野菜のつまみが好きになり、玉ひもが好きになった。たぶん、年の所為だ…。
昔は見た目がグロテスクで、味はともかく、そういう面で「好き」とは言えなかったのに。子供の頃は、「卵なのか?と思って食べたのに、卵の様なそうでないような不可解な味わい」に戸惑い、嫌ってもいた。それが今は、見た目も全く気にならない。味も卵より淡白で好きだ。管の部分は、たいして味は無いが、浸みこんだ出汁の味と食感が好きだ。
数日続けて食べても、飽きない。
そうそう、子供の頃好きではなかったという事で、思い出したが…。
子供の頃は酒粕が好きではなかった。子供だからってことではない。
子供の頃に食べた酒粕は美味しくなかった。アル添酒の酒粕だったということもあろうが、おいしくない酒の粕だったので、やっぱり不味かった。だから、嫌いだった。
今、口にする酒粕は納得のいく旨い酒の粕だから、当然うまい。子供の頃にこの酒粕を食べていたら、きっとずっと酒粕好きだっただろう。
純米酒。
はっきり言って、昔は不味かった。今、世の中にある純米酒の方が数倍旨い。昔の純米で嫌いになって、今の味を試したことない人がいたとしたら、その人は純米が嫌いって言うかもしれない。今、純米酒を飲み始めた人は良い時代に飲み始めたものだと思う。きっと、ずっと好きでいられると思う。
ただし、浪速正宗みたいな事をする蔵がいては、台無しになる。
by kanzakerakuen
| 2013-02-28 15:17
| 純米酒
ww5.tiki.ne.jp/~yamu純米酒屋の引きこもり時間の戯言
by kanzakerakuen
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